実際にハマりかけた落とし穴 10選
補助金の解説サイトにはあまり書かれていない、申請を進めて初めて分かったことをまとめました。
落とし穴 01
「事前申請」と「事後申請」が制度ごとにバラバラ
国のV2H・コンセント補助は交付決定前の発注NG。一方、都の戸建て充電設備補助は工事完了後にしか申請できない。同じ「充電まわり」でも真逆です。
対策: 制度ごとに「起点イベント(契約/着工/完了)の前か後か」を最初に確認する。
落とし穴 02
交付決定前の発注・着工・支払いで失権
事前型の制度は「申請した」だけでは着工できません。交付決定通知が届く前の発注・搬入・基礎工事はすべてアウト。
対策: 業者との契約日・工事日は交付決定後に設定する。
落とし穴 03
補助対象経費は原則「税抜」。消費税は自己負担
「実質ゼロ円」に見える組み合わせでも、消費税分(150万円の設備なら約15万円)は残ります。
対策: 資金計画は「税抜経費−補助+消費税」で立てる。
落とし穴 04
区の助成は「本体価格」基準。工事費・付属品は算定外のことも
葛飾区のV2H助成は本体価格の1/3で、設置工事費や付属品は含まれません。一式表記の見積書だと本体価格を証明できず詰まります。
対策: 見積書は「本体/付属品/工事費」を分けて税抜で作ってもらう。
落とし穴 05
国・都・区の併用には減額調整がある
併用は可能ですが、補助の合計が助成対象経費を上回る分は減額。国+都で埋まると区はゼロ査定のことも。
対策: 期待値は国>都>区の順。区は「出しておくが期待しない」。
落とし穴 06
先着順の予算は締切より早く尽きる
国のV2H補助は過去、約1〜2ヶ月で受付終了した年度があります。
対策: 受付開始前に機種・写真・書類を揃え、開始直後に申請する。
落とし穴 07
振込までの立替期間が長い(最大6ヶ月の実績も)
交付決定→工事→実績報告→確定→振込。葛飾区では支払いまで最大6ヶ月程度かかった年度があります。
対策: 補助金は「後から戻るキャッシュバック」と考えて資金計画を。
落とし穴 08
申請者=居住者=領収書名義=振込口座名義
名義がひとつでもズレると差し戻し。
対策: 業者への支払いと領収書は申請者本人の名義で統一する。
落とし穴 09
「納税証明書」であって「課税証明書」ではない
区の申請で必要なのは納税証明書。施工前写真の撮り忘れ(撮り直し不可)も同型のミス。
対策: 必要書類は手引きの文言どおりにメモして取得する。
落とし穴 10
補助金が最大の選択肢=最適な選択肢ではない
V2Hは補助が最も手厚い一方、大容量蓄電池がある家では機能が重複します。
対策: 「いくら戻るか」でなく「自分の家に何が増えるか」で機器を選ぶ。